セーラー服とは、独特の形状をした大きな襟付きの上着に、プリーツスカートを組み合わせた学生服のことです。主に、中学校や高校などに通学する女子生徒が着用します。代表的な女学生の制服として広く浸透しています。
制服は登校前に自宅で着替え、学校にいる間は着用しなくてはならないため、一日の大半を制服姿で過ごすことになります(体育の授業や一部の校外学習などを除く)。
原則として、通学および、学校行事の時だけ制服を着用しますが、在学期間中であれば、休日でも制服を着用することができます(通学以外の目的で外出する場合でも制服を着用しなくてはならない学校もあります)。この辺りのルールは、学校ごとの校則で定められています。
靴や靴下に関しても校則に従います。
屋内では学校指定の上履き・スリッパを履き、屋外ではローファーを履きます。ただし、屋外用の靴に指定がない場合、華美なものでなければ自由に身につけることができます。
靴下は、中学生は白色、高校生は紺色が多いですが、校則で定められていない場合は、靴同様に華美なものを避けます。
身分の証明になる
どこの学校の生徒かわかる
服選びの手間を省ける
セーラー服の特徴
特徴的な襟は、セーラーカラーと呼ばれます。
正面から見ると、首の脇、肩先、胸元の三点を結んだ三角形の布が左右それぞれに付いており、バストラインで繋がるようにV字構造になっています。
服の構造上、胸元が大きく開いてしまうため、襟の片側に縫い付けられている胸当てで、女子の胸部を覆い隠すことができます。
背面から見ると、肩幅に近い四角形の布が垂れ下がった形をしており、下に降りるにしたがって、幅がやや狭くなる造りになっています。
学校の制服には、「冬服」と「夏服」、必要に応じて「中間服(合服ともいう)」が用意されています。
セーラー服の場合は、一般的冬服」は、紺色や黒色が一般的で、生地が厚めの長袖です。一方、「夏服」は、白色が一般的で、生地が薄めの半袖です。
「中間服」は、「夏服」を長袖にしたものとなります。
学校によって、襟の大きさやデザインが異なる
どこの学校に通う生徒か区別
襟はライン
装飾として、この大きな襟にリボンやスカーフなどを通し、正面で結んで
独特の形状をした大きな襟はセーラーカラーと呼ばれます。
襟を正面から見ると、首の両脇、両肩、胸元を結んだ2つの三角形が左右に付いており、バストラインで繋がるようにV字の構造になっています。
背後から見ると、肩幅に近い四角形の布が垂れ下がった形をしており、下に降りるにしたがって、幅がやや狭くなる造りになっています。
この大きな襟にリボンやスカーフなどを通し、正面で結んで
このような独特の形状をした大きな襟がついた上着と紺色のプリーツスカートを組み合わせた服装で、
見た目が可愛く、若々しく清楚なイメージが強いのでとても人気があります。
日本では女子中学生の制服として広く親しまれており、公立の中学校のほとんどがセーラー服を女子の制服として採用しています。
学校によって上着や襟の線、リボンなどの色に違いがあり、また、地域によっては襟の形状が違っていたり、様々な種類のセーラー服が存在します。
そのため中学校へ入学する段階で、女子生徒がはじめて着用するスカート制服となります。
セーラー服の種類
セーラー服は主に冬服と夏服、中間服の3種類があります。
セーラー服には、季節ごとに制服として快適に着て過ごせるように「冬服」「中間服」「夏服」の3種類があります。
衣替えシーズンによって
冬服
紺色と布地の厚さという要素もあり、清楚の中に凛々しさを感じます。布が厚く、丈夫な生地でつくられており、ほとんどのセーラー服に裏地が付いています。
裏地は、さらさらとした手触りで素肌で着用しても快適です。ただし、夏場は汗ばんでいると裏地が肌に引っ付きやすかったり、冬場は着替える際に裏地が冷たいのが難点です。
冬服に至っては、冠婚葬祭などの式典でも着ることができます。
着用すると全体的に ため
胸の大きさがわかりにくい 女子のコンプレックスでもある胸の大きさ
特に思春期の 大きな悩み
を隠す 安心して着ることができます。
冬服は、ウール50%、ポリエステル50%が多い
裏地があり、ポリエステル100%の生地で、ツイルになっているので、ウール素材などのちくちくしないすべすべの手触り
夏場は汗でべたつく
写真にあるように、裏地には学校名、氏名を記入できるタグが付いています。
夏服
白色の明るい
半袖 生地も薄く作られています
袖口を
冬服のように袖口でスナップボタンを留める必要がない
半袖
夏服や中間服は、白地に少し短い丈が、可愛さを演出しています。特に白地にえんじ色のリボンが可愛く人気です。
夏服の場合 半袖のものが多い 洗濯がしやすい
夏服は、綿65%、ポリエステル35% 涼しくて乾きやすい
肌触りが良く着心地はよい
ひんやりと
一方で中間服や夏服には裏地がないため、快適に
生地が冬服と比べ薄いため、胸の大きさがわかりやすい
中間服
夏服を長袖にしたものが多い
冬服同様に長袖であり、袖口をスナップボタンでとめる。
中間服の場合 長袖 スナップボタンでカフス 裏地がなく 洗濯がしやすい
もともとは水兵
イギリスから伝わった
校則
スカート丈は、膝下
セーラー服の首回りから下着が見えてはならない
肩に髪が付いてはならない(付く場合は髪を結ぶ)
上着
襟の外側には、正面の左右の襟が繋がる箇所まで白線などのラインが引かれ、背面は四角形の布の形状に合わせて繋がっています。
丈が短いため、腕を上げると、丈が捲れお腹が見えてしまう
素肌で着用した場合、伸びを
上着の丈が短い理由は、短い方が可愛く見える
丈が短いので
お腹を いわゆる、腹チラ
下着を着衣した状態でそのまま素肌に直接着用するのが一般的です。
手あげる・伸びの動作をするとお腹が見える
セーラーカラー・襟
セーラーカラーと呼ばれる、独特の形状をした大きな襟が特徴
女子の首回りを覆うように
前方から見た時にはV字
首元の肌が露出
セーラー服の上着には大きな襟が付いており、首回りがすっきりとしていて清楚な印象があります。
首下の肌が見える造りに
後方からは台形の
襟が垂れ下がってる
スカーフを通す
襟に付いているラインの種類
色や本数など様々な種類があります。
セーラー服の特徴でもある大きな襟のこと
前襟はV字 三角形2つ
後ろ襟は四角形 やや内側に向かって作られています。
後ろ襟は垂れ下がっている。
めくることもできる。
襟がめくれあがれていると 後ろ襟にも意識を向ける
セーラーテープ
2本線、3本線
襟の大きさは地方によって大きく違う
西日本は深く、東日本は浅い
名古屋襟
三角形
後からは 台形 襟が垂れ下がった
この襟の中にスカーフを通す
ホックがついている
両襟の先を合わせ きれいな形状を保つ
ライン
2本ライン 3本ライン
セーラーテープ(ライン)
可愛さを引き立てる
スカーフ
セーラー服の可愛さの要素である 襟に通して
慣れるまで結ぶのが
綺麗に結ぶ
結び目が
身だしなみ
胸ポケット
胸ポケットは主に、校則により携帯が義務付けられている生徒手帳や、定期乗車券(以下、定期券という)の収納に利用されている。
出し入れの際に襟が邪魔になるため、胸ポケットは飾りに等しいです
ベース型 ポケットの収納が服の外側に
玉縁タイプの切りポケット 2種類が多くみられます ポケットの収納 服の内側に
胸当て
胸当てとは、セーラー服の胸元から女性の胸が見えないようにするための布地のことです。
胸当てはセーラー服の襟の内側に縫い付けてあり、片側がスナップボタンで取り外しができるようになっています。
セーラー服の襟はV字に開けた構造となっている
とくにV字の切れ込みが深い名古屋襟や関西襟といったセーラー服には必ずと言っていいほど胸当てが付いています。
セーラー服に着替えやすい
女性にとってはとてもありがたい
ファスナー
かぶり型(横ファスナー・脇ファスナー)
カフス(袖)
冬服と中間服 の長袖タイプの袖口にはカフスが
両袖それぞれに2個のスナップボタンが縦に並んで付いています
手首にフィットするため袖付近が邪魔にならない
スナップボタンを付ける前
スナップボタンを付けた後
スナップボタンを留めると、手首を包み込むように
カフス部分の絞り 腕 モコモコとしている 可愛さが引き立ちます。
袖付近 邪魔にならない
多くのセーラー服は、襟に入ったラインと同じ色・本数のラインが入っています。
入っていないものもある。
夏服は半袖
プリーツスカート
車ひだ
前広ひだ
紺色が一般的
ベルト
必須ではない
スカート丈を調整するための
ゴムベルト
セーラー服の特徴
の上着とプリーツスカートの組み合わせで、日本の女子中学生の制服として広く親しまれています
セーラー服には独特の大きな襟が付いており、他の服にはない
着心地のよさ
防寒性
通気性
着替えやすさ
着脱がしやすい。スカーフを結ぶのが大変。
動きやすさ
メンテナンス性
特徴
可愛さ ★★★★★
着心地 ★★
動きやすさ ★★
防寒性 ★
着替えやすさ★★★★
お嬢様の雰囲気
首回りが開けており、肌が露出する
襟元から下着が見えるように 校則で禁止されてい
基本的に中に着こむことができない。
校則
有名校などでは
通学以外 在学期間中は 外出 制服の着用が義務付けられる
膝下丈
セーラー服の起源と歴史
セーラー服は、その名の通り海軍の軍服が由来です。
水平
https://kajikko.com/child/child_rearing/1029424
セーラー服は襟や袖など直接地肌に触れる部分も多いために、ブレザーなどカッターシャツやブラウスなどを着用する制服よりも不潔であると指摘され、冬服の場合、かつては家庭で洗えない生地も多くなかなかクリーニングへも出せない状況もあり、地域によっては汚れを防ぐ意味で、セーラー服の下にカッターシャツなどを着用させている学校もあった(冬の防寒の意味合いも兼ねていた)。現在では素材の進歩により家庭で洗える生地も増え、洗濯機で丸洗いできるなど清潔に保つことができるようになった。
スカート
吊りスカート、ジャンパースカート
プリーツスカート
校則でスカート丈は膝下が隠れるまでが基準
プリーツかというとヒラヒラした動きが可愛い
ヒラヒラ目立って可愛いく見えるように作ろうとしたらプリーツになった
プリーツスカートはお金持ちや貴族が好んで着たという歴史もある
☆主にスカートの状態を描く
<正座 ふわっと周りに広がる様子のイラスト>
<着座 スカートの垂れ下がる様子のイラスト>※両手で スカートが折れないようにする動作など
<四つん這い スカートの垂れ下がる様子のイラスト>
夏服のセーラー服
<図>
中間服のセーラー服
<図>
セーラー服
着替えやすさ よい
着心地 よい
動きやすさ あまりよくない
暖かさ•涼しさ 夏場は暑い。冬場は寒い。
着衣時の性行為のしやすさ 普通
メリット
①女学生にはピッタリの服装で、可愛く見える
②清楚な見た目。
③冬服の場合、胸の大きさが目立たない。
④成長に合わせてスカートのウェストをアジャスターで調節できる。
⑤若年齢でしか着られない限定
デメリット
①胸元が開けているため、冬場は首元が寒く、スカートも寒い。
②襟で覆われており、夏場は暑い。
③手入れが大変。特にプリーツスカート。
④スカーフ•リボンが汁物の中に入りやすく、意識しなくてはならない。
⑤夏服•中間服の場合、胸の大きさが目立つ。
⑥着丈が短いため、腕を上げるなどの動作をすると、上着がつられて、上着とスカートの間が露出する。
⑦スカーフを綺麗に結ぶにはコツがいる。
⑧プリーツスカートのひだが乱れる。
⑨中に着こめない
・胸元のスナップボタンがすぐとれる。
・疲れたなぁーって背伸びをしたら、下着または肌が丸見え。
・スカートのチャックをたまに閉め忘れる。
・トイレの後とかたまにスカートが折れてる。
・袖のスナップボタンがやたら頻繁にとれる。
着心地
ゴワゴワしているが、身体全体をしっかりホールドしてくれるため、着心地はよい。首回りはゆったりしているので、窮屈じゃない。カフスはスナップボタンをとめるだけで手首にフィットして気持ちいい。
セーラー服
着心地★★★普通
首回りが開放的。
ゴワゴワする。
着丈が短く腕を伸ばすと上着がめくれ肌が露出する。
機能性★★
ポケットが少ない。
実生活で不必要な襟やスカーフが邪魔。
可愛さ★★★★★
大きな襟、短い丈、スカート
女性を可愛くするデザイン性でデメリットを差し引いても
清潔さ★★
素肌に触れる面接が多く、汚れやすい。
クリーニングも頻発に行えるわけではない。
着替えやすさ★★★
着脱がしやすい。
スカーフを結ぶのが慣れないと時間かかる。
動きやすさ★★★
女子の制服共通するがスカートが動きづらい。
どの女子が着用しても可愛く見える。
着る側は大変でも、見る側には
胸ポケットとスカートのポケットしかない(胸ポケットに至っては襟と干渉するため使いづらい)
上着とスカートは着脱しやすいが、襟に付けるスカーフを結ぶのが少し大変。スカーフを結ぶことが楽しめる子にとってはセーラー服を着ることが好きになると思います。
着心地に関しては賛否両論。
男子受けは良い。
•ゴワゴワする
•首が擦れる
•風で襟がめくれる
•腕を上に伸ばすと上着が付いてくる
カフスが手にフィットする
あまりおすすめしませんが、ブラジャーのみを身につけた状態で上着を素肌で着用する子もいます。
白色のハイソックスが多い
冬服
紺色のものが多い
生地が厚く
肩パットが付いている
裏地が付いている
胸の大きさがわかりにくい
カフスをスナップボタンでとめる
ウールとポリエステル
合服
白色のものが多い
長袖
透けやすく下着が見えやすい
胸の大きさがわかりやすい
カフスをスナップボタンでとめる
綿とポリエステル
夏服
白色のものが多い
半袖
セーラー服の魅力に迫る
特徴的な大きな襟に ぷりっとしたスカート
女子の可愛さを最大限に引き出す制服がセーラー服です。
社会人となった今でもセーラー服は憧れの的として大人気。
紺色
裏地が最高
素肌で着ると肌に吸い付く
夏の汗ばんだ時期に着用すればまとわりつく
冬の寒い時期に着用すれば冷たい
襟
前から見れば三角
スカーフとその結び目
胸当て
後ろから見れば四角い大きな布が垂れ下がっている
首もとの肌は露出し
横から見れば
後方から前方への襟の構造を立体的に見ることができる
どこから見ても楽しめるデザインとなっている。
冬服は、ウールとポリエステル
保温性に優れ、暖かい
生地は堅く、頑丈なつくり
夏服は、綿とポリエステル
生地が薄く、涼しい
しかしセーラー服の構造上
冬場は首回りや足下が寒い
校則によって着込む工夫も難しい
夏場は襟の布で覆われるため暑い。
学ランが士官の詰襟に対して
セーラー服は一般の水兵
上官の命令は絶対
女は男に服従するという解釈にもとれる
●制服を可愛く着用する方法
着崩したり、スカート丈を短くしたりするなどの校則違反
風潮がありますが、校則を守った
方が可愛くみえる
女子の制服の場合、スカートを履くことが
セーラー服の場合は、スカート丈をひざ下
セーラー服はスカーフをきれいに結ぶ
胸当ての首もとに下着がはみ出ないように
ブレザーの場合は、スカート丈はひざ少し上が
ブレザーはブラウス含めボタンをしっかりとめる
校則
●卒業後の制服
3年間の学校生活
まだまだ着れる状態でも卒業後は着る目的がない
自宅内で私服として着てみるのもようかもしれません。